日常の謎

日常の謎を記録しておく日記。ミステリのネタに使えるかも?

ホテル住まいがしたいよね

金曜日は、原稿の締め切りだし遊びたい気分なので、毎週今週のお題に沿って何か書く日と決めてます。お題は「住みたい場所」。住環境にあまり深いこだわりを持たない自分は、便利で住み慣れた街に家を建てることで、その問題から身を遠ざけてしまった。あと半世紀、どこに住むかについて頭を悩ませなくていいのはラク

強いて回答するならば、あたしホテル住まいがしたいのよねぇ。

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日常の謎]エレベーターで押せない階

高校の修学旅行の宿泊先が、結婚式とかもできちゃうような良いホテルだったんだけど、エレベーターのボタンを教えても反応しない階があったのね。カードキーを差し込まないと反応しないタイプのエレベーター。先生にあれこれ操作の説明を受ける流れで、ホテルをワンフロア借り切って住んでいる人がいるという事実をこっそり教えてもらった。

なぜ先生がそんなことを知っているかというと、もう何年も修学旅行で同じホテルに泊まっているので、毎年注意事項として○階の下では騒がしくしないでね、的なことを言われるらしく、周知の事実だそうだ。(先生がそういう話を秘密にせず生徒に教えてくれるあたり、私の高校の圧倒的治安の良さを示している)

推理小説に毒されちゃってる自分は、そんなホテルに泊まって何らかのパーティーを開いちゃった日には、殺人事件が起こるに違いないと妄想が膨らむ。きっと凶器は良く研いだフルーツナイフ。犯人である従業員はトリックでアリバイを作るが、同僚にバレてその人も殺してしまう。第一の被害者とは遠い血縁関係があってDNA鑑定でそれが明らかになるの…。

仮に自分がそんな舞台を用意するとして、ホテル暮らしというのはどれほどの資産があれば達成できる境地なんだろう。部屋が一日3万として100部屋あったら300万。年間3600万か。現実感がまったくない数字ではない。私は貧乏暮らしが性に合っているから無理だけど。

コスパで考えたら決して良いとは言えないけれど、スーツケース一つでいつでも引っ越せる身軽さと、ハウスキーピングのクオリティが常に担保されているという点では悪くないソリューションだと思った。なによりホテルに缶詰めになっている構図そのものが「作家先生」って感じでイイ

今日はこんなところです。ではまた。