短冊を読むのが趣味
[日記]短冊を読むのが趣味
ショッピングセンターとか、町のあちこちに笹が飾ってありましたね。
「自由に書いちゃって~」といわんばかりに、短冊とペンが置いてあるのを見るとなんだかウキウキしちゃいます。自分は「今書いている小説が賞を取れたらいいんですけどもね」と書きたかったのですが、よくよく考えると願い事じゃなくてただの目標だし、宇宙にクレームつけてるみたいのでやめます。
他人の願い事を叶えるほどの器じゃない私ですが、願い事を読むのは趣味です。人の願望に触れることで、自分自身の真の欲求に近づけるような、そんな気がしてしまう。絵馬と短冊は最大の人生キュレーションですね。
まずはオーソドックスなパターンから。
「家族の健康」
オーソドックスですね。娘もこのパターンでした。この願い事の良いところは、誰も不幸にならないということです。健康であることに越したことはないので。
「Kくんと両想いになりたい」
恋の悩み、いいですね。恋の悩みの何が楽しいって、星に願ってしまいたくなるぐらい、結果が不確実なところにあると思ってます。だから成就した時の高揚感もすごい。あれは一種の麻薬です。
今回印象に残った短冊。
「字がきれいになりたい」
いや読める字書けてるじゃん!ってツッコんじゃいました。短冊に字を書くのって難しくないですか?まっすぐにかけたためしがない。だんだんスペースが少なくなって、小さくなっちゃうし。ひょっとして、皮肉?
「ggwwaakkmmqqppee」※読めない
とにかくアルファベットがびっちり。何かの言語なんだろうだけど、ぱっと見規則性がなくて読み解けませんでした。特徴的だったのが、KAとかTHEとか母音と子音の組み合わせではなくて、明らかに同じアルファベット2文字で並んでいるのが散見されたところ。ひょっとして、暗号?
「一軒家が買いたい」
子どもの字だったので、びっくりしました。将来の夢なのだろうか。子どもが短冊の願い事に書いてしまうほど、家族一丸となってその目標に向かって頑張っているとしたらものすごく泣けてきます。これ一つで小説が書けてしまうな、そんなことを思いました。ひょっとして、プロット?
今年の収穫は以上でした。
もし面白い短冊見つけたらコメントなどで教えてください。